地元(Uターン)就職の課題と解決のヒント

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先日、新卒採用サポネットより「2017年卒 マイナビ大学生Uターン・地元就職に関する調査」が発表されました。地元(Uターン)就職に特化したアンケートとなっており、そのレポートの最後に「あなたの地元で、地元(Uターン含む)就職を希望する人を増やすためのアイデア」という自由記入での率直な回答が公開されています。今回はここをピックアップしてご紹介します。

地元(Uターン)就職の課題

自由記入とはいえ、寄せられた回答からはいくつかの傾向が見られます。学生が感じている不満や課題を下記に大きく分類しました。

  • 移動にお金と時間がかかる。
  • そもそも地元の企業を知らない。
  • 地元で就職するメリットが感じられない。

 

課題解決のヒント

これらの課題を解決に近づけるためどんなことができるでしょうか。いくつかのアイデアをピックアップしました。

就職活動中の交通費や就職後の家賃の支援

使えるお金に制約のある学生にとって、交通費は大きな負担となります。「行きたいけど交通費が出せないので」という理由で真っ先に諦められてしまったのであれば、地元企業にとって大きな機会損失となります。無条件で金銭的な補助を行うのは難しい場合も多いと思われますが、条件付きの補助であったとしても学生の負担を減らすことができるだけでなく、「学生への配慮」や「地元就職をしてもらいたい熱意」をプラスの評価をしてもらえる可能性があります。

スカイプ等のインターネットを利用したオンライン面談を組み込む

現在では、インターネットを通じてビデオチャットを行えるツールやサービスが普及してきました。課題となる交通費や移動時間のコストを減らすことができます。全てをオンラインで行うことが難しくても、採用活動の一部分だけに取り込むだけでも学生にとってはありがたい施策です。

地元の魅力、企業の魅力を積極的にPRする

なぜ、首都圏ではなく地方に就職したほうが良いのか。なぜ、首都圏の他社ではなく地方の自社を選んでもらいたいのか。そういった学生に選択してもらえる理由付けを行い、説明会、Webサイト、パンフレット等の持てる全ての手段を通じて伝えることが重要です。また、企業の存在を学生に知ってもらって初めてスタートラインに立つことができますので、地元だけではなく首都圏でも露出を増やせるよう継続的なPR活動が必須と言えます。

では、地方のどういったところが学生に魅力として伝えることができるでしょうか?地方で活躍されている企業の事例をご紹介します。

(1) 地理的なビジネスのアドバンテージ

新潟県の燕市は金属加工が盛んな地域として有名です。その技術力は世界レベルと言われ、iPod の鏡面仕上げを担当した企業も燕市に存在します。世界レベルのプロジェクトに関わりたい、圧倒的な専門性のある仕事をしたいといった希望がある学生にとってはそういった地域で働くことは魅力と感じてもらえるはずです。

(2) 地域密着型に特化した強み

北海道を中心にコンビニエンスストアを展開するセイコーマートは、大手コンビニチェーンを差し置いて北海道内でのシェアが1位です。販売しているプライベートブランド商品は地元の食材の魅力を活かしつつ低価格を実現しています。また、店内で調理した出来たてのお弁当を提供するサービスも扱っており、これは大手コンビニでは見られません。地域密着型に特化することで、大手に匹敵または凌駕する強みを実現しています。地元を愛する学生にとっては、地元の人達の満足度向上に貢献できたり、地元を活気づけることができるのは大きなやりがいに繋がります。また、地方企業であっても全国展開する企業と互角以上に渡りあうための仕事はチャレンジングなものになるでしょう。

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