増える通年採用の流れ

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先日、IT大手であるヤフーから新卒一括採用を廃止し、代わりに「ポテンシャル採用」に変更するプレスリリースが発表されました。この「ポテンシャル採用」の特徴は大きく分けて下記の2点となります。

1. 入社時期が固定されていない

これまで多くの場合は4月に一斉に入社というかたちをとっていましたが、その入社時期を固定せず1年中どのタイミングでも入社ができるようになっています。これは通年採用と呼ばれます。

2. 新卒だけでなく、既卒や第二新卒もOK

卒業予定の年度の指定は無く、応募時には30歳以下であれば既卒や第二新卒であっても応募することができます。

この施策のメリット

これまで当たり前のように設定されていた制限を緩めることで、留学の事情で新卒としての入社タイミングを逃してしまった人も同じ採用枠で応募することができることになるなど、応募してもらえる人の対象が大幅に広くなりました。限られた人材を奪い合う競争が過激化している中、応募者の母数を増やせることは企業にとって大きなメリットと言えます。

また、現時点では単にルールを変えたことによる恩恵に留まらず、早い段階でプレスリリースを行うことで、先進的なことを実施している企業であることをアピールできることになります。

この施策のデメリット

通年採用を行う場合は、年間を通じて決められた採用フローを行っていた一括新卒採用とは異なり、応募を受け付けた後の選考や入社後の研修はまとめて行うことができません。

多様化する採用

リクルートの場合、通年採用ではありませんが、2017年4月に入社でき、かつ30歳以下であれば既卒であっても応募できます。バンダイナムコの場合、新卒採用とは別に海外学生・海外留学生・第二新卒向けの通年採用枠を設けています。このように会社ごとに差はありますが、これまでの卒業年度を指定した卒業予定見込者のみを募集する方法から脱却する傾向が出てきています。

今後の流れ

ガクセンでは、このような通年採用は次第に増えていくと予測していますが、もちろん全ての企業がこの流れに従う必要はなく、自社におけるメリットとデメリットを比べて検討することが重要です。

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